【訪問時期 Visited Date】2020/3/3~2020/3/11
【訪問場所 Visited Site】ソコトラ島 ホムヒル・プール(ホムヒル自然保護区)&首都ハディボ Homhil Pool(Homhil protected area) and Hadibo of the capital of Socotra
※文中の料金等は2020年3月現在のものです
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前回の旅行記
ソコトラ島7日目最終日のプログラムは、アリヘル・ビーチから天空のインフィニティプール「ホムヒル・プール」登山、その後首都ハディボへ戻るまでの旅程です
今回はその前編で、ホムヒル・プールへの登山編です
<ソコトラ島訪問マップ Socotra visited Map>
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この日も早朝3時過ぎから海岸で待機していたものの
待てども待てども月明かりが消えることはなく
結局一度も真っ暗になることなく夜明けを迎える
夜光虫は真っ暗闇でないと
発光物質の弱い青い光を見ることができない
最終日かつ期待が大きかっただけに、心折れる
過去、夜光虫を見るために
わざわざモルディブのバードゥー(Vadhoo)島、台湾の馬祖列島を訪れ、いずれも惨敗
またしても縁がないとは……

1500 夜光虫の海はあえなく惨敗 Mayumi
虚しくも、しかし哀しいぐらい美しい夜が明ける

1501 それでも朝焼けは美しい Mayumi
こんなにもロマンチックなビーチを独り占め
もったいないやら嬉しいやら虚しいやらで、胸中複雑

1502 泣きたくなるほど美しい夜明け Mayumi
気を取り直して次なる目的のミニ・ピラミッドが密集するビーチへ
キャンプサイトからは2kmほど離れていて
徒歩30分とまぁまぁ歩く
朝5時40分頃到着
朝日がミニ・ピラミッドに降り注ぎます

1503 ミニ・ピラミッドビーチへリベンジ! Mayumi
昨日の見たときはなめらかな山でしたが
さすがに早朝は穴掘りたてで、山ができたてホヤホヤ
とんがってますねぇ

1504 作りたてのピラミッドは角が立ってる! Mayumi
朝日を浴びた黄金のピラミッド
神々しい……

1505 黄金のミニピラミッド Mayumi
しかし、ちょっと下品な言い方をすれば
おっぱいがいっぱい並んだエロいサンドアートクラフトにも見える

1506 おっぱいがいっぱい並んでるみたい Mayumi
「!!」
視線を感じて下を見ると穴蔵からひょっこりはん現る

1507 ピラミッドの主がひょっこり現れた Mayumi
「俺としたことが見つかっちまったぜ」
とでも言いたげに、うらめしそうにコチラの様子をうかがう

1508 「見つかっちまったか……」悔しそう Mayumi
にらめっこが続き
観念したのか外に出てきてくれた
やっぱりこのカニ、ユニークな形してる

1509 「見つかったなら仕方ねぇ、姿を現してやる」とでも言いたげ Mayumi
後ろ姿も見せてくれた

1510 カニの後ろ姿 Mayumi
穴がポコポコ空いているビーチは見たことあるけど
角が立ってるビーチは地球上でもここぐらいではないだろうか
(あるかもしれないけど見たことない)
いや~、地球って面白い

1511 地球って面白い Mayumi
ピラミッドの合間を縫って点線が続いているのは
カニの足跡
とてもかわいらしい

1512 間を縫うように刻まれた点線はカニの足跡 Mayumi
ひとしきり撮影して
キャンプサイトに戻る
海辺に咲いていた海ぶどうみたいなプニプニした草花
作り物みたい

1513 海辺に咲いていた海ぶどうみたいな草花 Mayumi
6時半頃
周囲もさすがに起きて朝食の支度中
朝飯ができるまでに、もう一回砂丘のてっぺんに登ってみた
ここの白砂は非常に細かくなめらかで実に登りにくい
3歩進んで2歩下がる、的な
たった50m登るだけでもかなり一苦労……
ただ、苦労した甲斐あり、爽やかな朝の眺めでした

1514 砂丘のてっぺんから Mayumi
朝7時頃、ようやく朝食タイム
朝からすでにぐったり
しかしこれがキャンプ生活最後のキャンプ朝飯
豆カレーの煮込みと、トマトと卵、たまねぎの炒めもの
主食はホブス
もはや定番のレパートリー

1515 最後のキャンプ朝飯 Mayumi
残飯にあやかるべく群がるエジプトハゲワシ
もはや絶滅危惧種のありがたみは欠片もなく
目障り的な存在でもあったハゲワシたちも
これが見納めと思うとちょっと寂しい
達者でね

1516 この光景も見納めだなぁ…… Mayumi
8時には身支度整えて出発
本日のプログラムのメインイベント、島東部の中間地点に位置するホムヒル・プールへ向かいます
それにしても
島の東側を走るドライブウェイが最高に爽快

1517 真っ白な砂丘とターコイズブルーのアラビア海に挟まれたドライブウェイ Mayumi
そしてまたダイナミックな景色が現れる

1518 なんだかスケールの大きな景色 Mayumi
大地の歴史が刻まれたような迫力の岩山、ものすごい存在感
こんな小さな島で多彩な表情を見られるのがソコトラ島の魅力ですね

1519 大地の歴史が刻まれた岩山 Mayumi
足元にはお約束のボトルツリー

1520 ボトルツリーとのコラボ Mayumi
ソコトラ島ドライブは東側がおすすめです

1521 島東側のドライブが最高 Mayumi
岩壁に建設中のレンガ家
眺めは最高だけど、高波が来たら怖いな……

1522 崖の上のレンガ家 Mayumi
さて、
幹線道路から脇道に入り、
ものすごい悪路を経てホムヒル・プール登山入口に到着
登山口といっても家や看板などの目印になるようなものは何も無い
よくこんなところ見つけたなぁ、と感心しきり
ここからはまた徒歩でのトレッキングです

1523 ホムヒル・プールの入口に到着 Mayumi
ここでも再びローカルガイドの少年を雇い、道先案内をしてもらいます
幸い、ホムヒル・プールまでは片道1時間程度とのこと
しかし日陰のない炎天下の中、ひたすら上りなのでかなりしんどい

1524 ここもローカルガイドの少年が道先案内 Mayumi
ここは龍血樹こそ生えてないけれど
なかなかいい味出してるボトルツリーが多くて楽しい

1525 ここも芸術的なボトルツリーがたくさん Mayumi
3人娘が踊ってるみたい

1526 踊ってるみたいなボトルツリー Mayumi
男子の腰巻きは暑さに応じて長さを調節できるから
実に機能的でちょっと羨ましい
わたしはいつも長袖長ズボン(虫よけ、日焼け対策)
もう熱中症寸前の暑さです

1527 熱中症になりそう Mayumi
あまりの暑さにボトルツリーもひしゃげている

1528 暑さでボトルツリーもひしゃげた?! Mayumi
こちらもグニャッと無残にひしゃげている
これは本当に植物なのか……
正しく言えば、暑さではなく過去のサイクロンが押し曲げたのだろうけど
こんな状態でもしっかり根を張って生き続けているところが
ボトルツリーの生命力の強さを物語ってますね
このしぶとさ、あやかりたいものです

1529 グニャッと曲がったボトルツリー!植物じゃないみたい Mayumi
このボトルツリーにも落書きが
どこに行ってもこういう奴らがいるなぁ

1530 ボトルツリーに刻まれた落書き Mayumi
プールのある山頂まであと3分の1というところで
岩陰で涼が取れるスポットに到着
休憩していたら後続の団体客らに追いつかれました

1531 後続のツアー客に追いつかれた Mayumi
貴重な休憩ポイント
日陰があるだけで風を感じられて涼しい
生き返りますね

1532 ようやく日陰のある場所に到着 Mayumi
ボトルツリーにアラビア海
なんとも絵になる光景
しかし、こうしてみると麓からだいぶ登ったなぁ……

1533 アラビア海を望む…結構登ったなぁ Mayumi
ガイドくんたちもひと休憩
全く息切れてないけど

1534 日陰で一休み Mayumi
ホムヒル・プールはあの大きな岩を乗り越えた先
あともうひと踏ん張りです

1535 ホムヒル・プールまであともうちょっと! Mayumi
入口から約50分
岩を乗り越えた辺りから
ようやくホムヒル・プールが眼下に見えてきました!
本当だ、なんてところにプールがあるんだ!

1536 ようやくホムヒル・プールが見えてきました! Mayumi
とんでもないところに天然のプールが出来ています
そして崖の上には龍血樹が立ち並んでますね

1537 崖の上には龍血樹がたくさん生えています Mayumi
ホムヒル・プールのあるこのエリアは
ホムヒル自然保護区ともいわれていて
龍血樹やボトルツリーの群生地でもあるそうです
龍血樹の群生地はディクサム台地だけかと思っていたので意外でした!
(というか、実は地理的に近いようでした)

1538 龍血樹とボトルツリーの群生地 Mayumi
崖のきわに偶然生まれた天空のインフィニティプール
はるか遠くにアラビア海を望み
まわりは龍血樹やボトルツリー……
なんとも贅沢なプールですね

1539 まさに天然のインフィニティ・プール Mayumi
このバスクリンを入れたようなエメラルドグリーンの水は
山頂を流れる川の湧き水が流れ落ちてます
もちろん淡水なので濡れてもベタベタしないからいいですね

1540 エメラルドグリーンの淡水プール Mayumi
後続の団体御一行も遅れて到着
わたしは写真が目的ですが
彼らは泳ぐのが目的
とっとと水着になって飛び込んでました
プールの最大水深は8mほど、
緑が濃くなるほど深い
浅そうに見えて実はかなり深いプールなんです

1541 さっそく泳ぎはじめる外国人観光客ら Mayumi
彼ら曰く、
水はかなりひんやり冷たいそうで長く浸かってるとからだが冷えるようです
泳ぎが苦手な人は浮き輪があると便利かもしれないですね

1542 みんな楽しそう♪ Mayumi
というわけで、
ガイドくん含め、みんながプールでくつろいでいる間に
わたしだけローカルガイドの少年に連れられて龍血樹の群生地を散策することにします
次へ続く
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