【訪問時期 Visited Date】2020/3/3~2020/3/11
【訪問場所 Visited Site】ソコトラ島 ホック・ケイブ&アリヘル・ビーチ Hoq Cave and Ariher Beach, Socotra islands, Yemen
※文中の料金等は2020年3月現在のものです
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前回の旅行記
ソコトラ島6日目のプログラムは、ディハムリ海洋保護区からソコトラ島最大の洞窟ホック・ケイブで地下洞窟探検、そのあと白砂丘ととんがり山が無数に広がるアリヘル・ビーチを訪問。
今回はその前編、ディハムリでシュノーケリングのあと、ホックケイブで地下洞窟探検編です
<ソコトラ島訪問マップ Socotra visited Map>
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ソコトラ島滞在も早6日目
夜冷えたのか1時間おきにトイレに起きたりして
ぐっすり眠れないまま、夜光虫を見るために4時頃から起床

1300 ソコトラ島6日目の夜明け Mayumi
結局、月が沈みきらないまま太陽が昇りはじめて
夜光虫どころか今宵は天の川も見られず
月が明るすぎた……無念

1301 無念……夜光虫見られず Mayumi
完全に夜が明けてしまいました
夜明けはいつも美しいですが
今回何も収穫無くて早起きした虚しさ漂います

1302 完全に夜が明けてしまいました……(泣) Mayumi
朝っぱから、ヤギもおはよう

1303 毎日おはよう Mayumi
せっかくなので早朝シュノーケリング
朝の方が波が穏やかでいいそうです
(午前遅くなると波が荒れて沖に流されてしまうかもと注意されました…)
持参のフィンとシュノーケリングマスクでひと泳ぎします
(ツアーでは貸してくれないので自前)
なるほど、
2015年のサイクロンでサンゴ礁は壊滅的なダメージ受けたと聞いてましたが
サンゴから色鮮やかさが消え、傷んでますねぇ
(でも、沖合に出ればきれいなサンゴが見られるそうです)

1304 ディハムリでシュノーケリング!しかし、サンゴの悲しい姿 Mayumi
それでも魚たちはだいぶ戻ってきていました
色とりどりの熱帯魚たちが華麗に泳いでいます
水の透明度は高い

1305 魚たちはだいぶ戻ってきてますね Mayumi
めずらしい、真っ黄色のフグがいた!

1306 黄色いフグがいた! Mayumi
浮上してきてくれない!
泳ぎが下手なので深く潜れない……

1307 真っ黄色のフグ~! Mayumi
あじさいのようなコーラルガーデンも一応ありました
これはまだきれいな方ですね

1308 あじさいみたいなサンゴ礁もありました Mayumi
青と黄色の魚の群れがかわいい

1309 色鮮やかな魚の群れ Mayumi
水面をたゆたう熱帯魚たち
かわいい

1310 なんか、かわいい Mayumi
エンゼルフィッシュもいた
水槽以外ではじめて見た

1311 エンゼルフィッシュももれなくいる Mayumi
みなれないクラゲがたゆたっていたので
アクションカメラでつついて岸に上げてみた

1312 見慣れないぷっくらクラゲがぷかぷか浮いてる Mayumi
こんなにプリプリのクラゲははじめて見た
タコクラゲとか、カラーゼリーフィッシュとかいう種類らしい
行きてるのか死んでるのかも不明
触っても毒はありませんでした

1313 カラーゼリーフィッシュというらしい Mayumi
30分ほどシュノーケリングを楽しんだ後はシャワー
しかしシャワールームがないので
車で20~30分はあろう近隣の村までポリタンクで水を汲んできてもらい
物陰に隠れてバケツ半分の水で水シャワー……
ミクロネシアのジープ島以来のバケツシャワー
少量の水でも、まぁなんとかからだ洗えるもんです
着替えが済んたら7時半には朝食タイム
朝食が済んだら、身支度を済ませて、本日のメインイベントのホックケイブへ

1314 手早く着替えをして朝食タイム Mayumi
ディハムリを後にして
本日のプログラムのメインイベント、
ソコトラ島最大の洞窟「ホックケイブ(Hoq Cave ホック洞窟)」に到着

1315 本日のメインイベント、ソコトラ島最大の洞窟ホックケイブ到着 Mayumi
ソコトラ島3日目に訪れたダグブ・ケイブに比べ
ホック・ケイブは海抜550mのところにあり
ちょっとしたトレッキングが必要
ゴールが見えるので、一見それほどハードには見えませんが、
平均タイム片道1時間半はかかるそこそこハードなトレッキング
岩場あり、道なき道でしかも日陰のない炎天下…
心してかかりましょう

1316 あの穴の空いてる洞窟まで登ります Mayumi
さすがにここは地元をよく知るローカルガイドにバトンタッチ
13~14才ぐらいの地元の少年をガイドに雇い
道案内してもらいます

1317 ここはローカルガイドの少年についていきます Mayumi
というか、
足が速すぎてとてもついていけない
かなりペースダウンしてくれてるみたいですが
暑さとカメラバッグの重さも相まってなかなか息が上がる

1318 さすが、歩くのがめちゃくちゃ速い Mayumi
彼は英語は話せず
特に外国人である自分に大して興味もないようで
後ろを振り返ることも少なく、さっさと歩いていく
オイオイ、ちょっと気を遣って

1319 息も乱れずスタスタ登ります Mayumi
たまに気にして振り返ってくれる
(一応、ガイドのサイーズくんもついていてくれる)
少年はすでに地下探検に備え、おでこにヘッドライト装着済み

1320 少年の頭には地下洞窟探検用のヘッドライト Mayumi
ここはボトルツリーが多くて、異世界感たっぷり
ナメック星だ……

1321 ナメック星… Mayumi
たまに平坦な道になる
束の間の休息
ボトルツリー並木道を歩く

1322 ボトルツリーの並木道 Mayumi
何だかダイナミックな枝ぶりの木に遭遇

1323 ふしぎな木に遭遇 Mayumi
ボトルツリーなどの大きな木には
英語やアラビア語で文字が刻まれている
どこにでも、自分がここに来た証を文字に刻みたい
不謹慎な輩がいるもんだ

1324 どこにでもこういう落書きをする不届きな輩がいる Mayumi
ふと木の幹を見ると
ゾワゾワするほどの陸タニシ(?)がビッチリ
鳥肌……

1325 おそましい光景 Mayumi
40分も歩いた頃
ようやく穴が近づいてきた

1326 やっと洞窟が近づいてきました Mayumi
あともう少しが遠い……
岩場の急勾配が続きます
登山の登りは強い方ですが、暑さもあって、ホント、しんどい
一人でヒーハー肩で息を切っているかたわらで、
涼しい顔して少年とサイーズくんはスタスタ登る
野生児……

1327 あともう少し… Mayumi
だいぶ登ってきました
ボトルツリーの合間からインド洋が見えてきます

1328 ボトルツリーから垣間見えるインド洋 Mayumi
インド洋もきれいですねぇ

1329 インド洋の蒼もキレイ Mayumi
スタートから約50分後、
洞窟入口の少し手前で案内板がありました
英語とアラビア語表記
これによると、
洞窟の長さは最長3km、幅は15m~最大45m、入口の高さは約15m
鍾乳石と石筍、その他堆積物から成り立っているそうです
いつ出来たのか、洞窟の成り立ちとかそういう記述はない
詳しく研究されていないのかも
しかし英語表記(左側)で数字部分だけ何故かアラビア語、読みにくい!

1330 英語表記の案内板があった Mayumi
洞窟の入口まで後もう少し
中央に見える赤い点がサイーズくん
洞窟入口は近寄ってみるとかなり巨大なことが分かります

1331 近くで見ると、入り口はかなり巨大 Mayumi
やっと洞窟入口に到着!
通常片道1時間半のところを1時間弱で登り切りました!
めちゃめちゃ疲れたけど、頑張った!
風が気持ちいい~

1332 ようやく洞窟入り口に到着!疲れた… Mayumi
入口付近の鍾乳石群

1333 洞窟入口内部、鍾乳石がいっぱい Mayumi
こちらが地下洞窟への入口
小さく見えますが、
幅50mぐらいはあって結構勾配があります
滑りやすそうですが、意外にちゃんと靴底を噛んでくれて滑りにくい

1334 地下洞窟探検はここから Mayumi
しばし休憩したら、いよいよ地下洞窟探検スタート
ここからはヘッドライトが必須
観光地化されていないので道標もほとんどなく真っ暗闇
最長3kmの洞窟のうち、2kmまで歩けるようになっており、往復約1時間半の探検です

1335 洞窟入口に立つ石筍たち Mayumi
異様な雰囲気ただよってまいりました

1336 なかなか異様な感じ Mayumi
鍾乳洞にありがちな鍾乳石のカーテン

1337 鍾乳石のカーテン Mayumi
つくしのような、きのこのような、
奇天烈なかたちの石筍
結構でかい

1338 つくしみたいな鍾乳石 Mayumi
魔界に来たみたいな風景

1339 魔界殿みたい Mayumi
海坊主と宮殿……

13340 海坊主… Mayumi
通常、自然保護区の鍾乳洞って
素手で触らないで!と怒られますが、ここはガイド自らドンドン触ってます
「金管楽器のようないい音がするんだよ~」と

1341 そこ、平気で触っちゃうんだね Mayumi
確かにいい音色でした
鉄琴叩いてるみたいな音でした

1342 容赦なくベタベタさわります Mayumi
アスパラみたいなヒョロヒョロっとしたかたちの
意外に大きな石筍発見
ここで、先に訪れていた別グループに遭遇しました

1343 アスパラのような巨大石筍 Mayumi
彼らの記念撮影に便乗
石筍の大きさがよく分かりますね
彼の身長はたぶん1m75cmぐらいあります

1344 大きさがわかりやすい Mayumi
少年を見失わないようしっかりくっついて歩く
すると、鍾乳洞にありがちな棚田みたいなリムストーンプールが現れました
ここは水が枯れていた

1345 鍾乳石の石段 Mayumi
クライマックスに差し掛かった頃、
巨大で芸術的な鍾乳石が登場

1346 クライマックスにあった巨大鍾乳石 Mayumi
そして最後は水の張ったリムストーン(鍾乳石)プール
今は乾季で水がこんなもんだけど、雨季になると水が溢れて洞窟内に入れないそうです
さらにこの奥も道は続いていますが、
今のところ遊歩道はここまで
ここから折り返します

1347 最後は鍾乳石のリムストーンプール Mayumi
帰り間際、
プードル岩発見!
行きでは全く気づきませんでした
天然にしてはよく出来てるなぁ

1348 行きは気づかなかったけど、プードル岩があった Mayumi
すると今度はヨークシャテリア岩(?)
犬系の岩が多い

1349 こっちはヨークシャテリア岩? Mayumi
ようやく洞窟入口に戻ってきました
やっぱりずっと真っ暗闇は緊張して疲れます
高いところは比較的得意ですが、真っ暗闇と海中はちょっと苦手

1350 やっと入口に戻ってまいりました Mayumi
あぁ、インド洋が青い

1351 インド洋をみはるかす、風が気持ちいい Mayumi
あとはひたすら下るだけ
二人はさっさと先を急ぎます

1352 二人はとっとと先を急ぐ Mayumi
余裕を持って周りを眺めると
ここにもサイクロンの爪痕が
根こそぎ木が倒れているものが多かった…

1353 サイクロンの爪痕が刻まれたまま Mayumi
ユニークでアバンギャルドなかたちのボトルツリーもたくさんありました
なんとも芸術的

1354 芸術的なかたちのボトルツリー発見 Mayumi
12時半、無事駐車場に帰着
9時過ぎに出たので約3時間半の行程でした
お疲れ様を込めて、少年にはオレンジジュースとお菓子を差し入れしました

1355 駐車場に無事到着! Mayumi
洞窟の後はランチを食べながら休憩しつつ、
キャンプツアー最後の夜を迎える南東端のアリヘール・ビーチを目指します
次へ続く
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